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試製七糎半対戦車自走砲 ナト : ウィキペディア日本語版 | 試製七糎半対戦車自走砲 ナト
試製七糎半対戦車自走砲 ナトは、太平洋戦争(大東亜戦争)期における大日本帝国陸軍の装甲戦闘車両である。既存の弱火力の日本軍対戦車砲から脱却し、アメリカ軍戦車が持つ装甲を撃ち抜くために作られた。 == 経緯 == 太平洋戦争の開戦初頭、日本軍の保有する九四式三十七粍砲などの対戦車砲、九七式中戦車、八九式中戦車、九五式軽戦車などの戦車が装備する37mm砲や短57mm砲では搭載火砲の貫徹力が低く、M3軽戦車に対して装甲を貫徹できず劣勢を強いられた。 1943年末より太平洋戦線に投入されたM4中戦車との正面戦闘に至っては惨敗を喫した。側後面へ回っての機動戦闘や待ち伏せでもM4中戦車は側面38.1mmの装甲を持ち、一式機動四十七粍速射砲や一式四十七粍戦車砲のような長砲身47mm砲以外の砲では、好条件でなければ撃破が難しかった。 このような状況は昭和17年時点で危惧されており、当時試製機動五十七粍砲は試験段階にあったが将来登場すると想定された連合国の新型戦車には火力不足が懸念されていた。またこれ以上の大型化は人力牽引を行うには困難であった。こうして口径75mm級の対戦車砲の開発が自走式として計画されることになった。
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